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2012.03.30 (Fri)

年度替わりにあたり・・・

早いもので年度替わりですね~
昨年の4月からの1年を振り返えると、なかなか感慨深いものがあります。
子どもたちの成長はめざましく、嬉しい事がたくさんありましたが、
この一年間で最もうれしかったのはビンちゃんが学校復帰できたことです。

2年生の9月から約1年半の不登校。
2度も3度も学校へ行こうとしながら、挫折の繰り返しでした。
そのたびに傷つくわが子の姿に切ない思いがありました。
本当にいろいろありましたが、4年生に進級した昨年の4月からは
毎日、登校できるようになりました。
だんだん、学校へ行くのが楽しくなったみたいで
朝もさっさと起きて支度して兄ちゃんより先に家を出てました。


私はわが子の不登校のことしかわからないのですが、
自閉圏の子どもの不登校に対して
「本人が学校へ行きたいと思うまで見守る」だけでは
ダメなのではないかな、と思います。
ベースに発達障害がある場合、
定型発達で不登校になったお子さんへの対応とは異なると思います。

不登校は不適応からおこるものだと思います。
だから、学校の環境を整えることもとても大事です。
けれども、環境だけ整えても学校復帰はなかなか難しいのです。
同時進行で本人の未熟な対人スキルを改善することや
誤学習や認知の偏りの修正など、本人への働きかけが必要だと思います。


私たちは見守ってあげましょう系の医療機関から
SSTやOTを受けられる医療機関へ転院しました。

子どもが抱える問題を探るために感覚器科を受診し検査も受けました。

大学の教育学部の相談室へ連れて行ったり、デイサービスを利用したり、
教育委員会に個別指導の必要性を訴え(しつこくしつこく訴え続けました)
通級指導を受けられるようにしてもらったり、
いろんな方向から本人の発達を促す働きかけをしました。


私は登校を無理強いしませんでしたが、いろいろな事を話しました。
小学生相手に、そこまで話さなくてもいいのでは?と言われたこともありました。
けれども、知らないことや見えない事情はないモノとして処理してしまう
わが子の特徴をわかってましたので、あえて話しました。

「なぜ学校教育という制度があるのか」
「なぜ国は子どもの教育に税金をつかうのか」
「学校で習う勉強が生きるためにどう役に立つのか」
「学校へ行かないメリットとデメリット」
「学校へ行くメリットとデメリット」
「就職に学歴が影響するという現実」
「学校へ行かなくても勉強しなければならないこと」

「特別支援教育では他の子どもより多くのお金をかけてもらっていること」
「障害ということで医療費も補助をしてもらっていること」
「SSTもOTも通級も行けるのが当たり前ではないこと」
「教育も医療も多くの人の税金で賄ってもらっていること」


それから、ハッキリ宣言しました。

いずれ、君はこの家から出ていかなければならない。
大人になるまでは親として責任を持って育てるし君に教育を受けさせる義務がある。
子どものうちは養ってあげられるけれど、我が家には
10年後や20年後に引きこもったままの君を養う経済力はない!!
学校へ行こうと行くまいと働ける大人にならないと誰も養ってくれない!!



働ける大人に育てる、この目標だけは譲れません。
だから、突き放すようなことも言いました。
長期化するかもしれない、という不安もありました。
だけど、たとえ義務教育期間を不登校で過ごしたとしても、
絶対に学校へ行った子どもと同等の学力をつけさせる、
学ぶ機会を得られるようにする、とにかく「見守る」いう大義名分で
「ほったらかし」にしないと決めていました。



知的障害がない発達障害の子どもが
将来的に障害者として守ってもらえる可能性は低いです。
健常者と同じ土俵に上がらなければならない場面も出てくるでしょう。
※これに対して「うちの子は同じ土俵に上がることすらできない」と言われる方がおられましたが、
 知的障害がある方にはある方なりの苦労がありましょうし、
 知的障害がないものにはないものなりの苦労があるのです。


学校との話し合いを重ね環境を整えてもらえるようにお願いしつつ
本人の発達を促す働きかけを続けてきました。
そして、昨年の1月ごろには自分から学校へ行く練習をしたいと言いだし、
給食時間に校長室に登校させてもらいました。

教育委員会の先生、校長先生、担任の先生、通級の先生、
主治医の先生、作業療法の先生、デイサービスの先生、、、、、
たくさんの方々のおかげで、4月からは完全に学校復帰できました。

ビンちゃんは「もう、不登校はしない」と言っています。
今年度の目標も「不登校をしない」だそうです(笑)

それから私にも言ってくれました。
「不登校しても放っておかないでいてくれてありがとう」




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テーマ : アスペルガー症候群・自閉症スペクトラム - ジャンル : 心と身体

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Comment

ツイッターから辿ってきました。
うちは、大学2年の息子がADHDです。
なんとか大学にはねじ込みましたが、「ここまでか~」って感じです。

カミングアウトもしていて、家にこもっていられるのは親がいるうち、と言葉では伝えるけど、実感は持てないようです。先を読むことができないっていうか、今がよければそれでいいって感じ。

今の環境でいいと思えちゃう。努力と言う言葉とは無縁です。

決意を持って進める力があるのはすごいです。
意思を持てれば動けます。
儘 |  2012.03.31(土) 22:45 | URL |  【編集】

●儘さん

こんにちは、コメントありがとうございます。

> 家にこもっていられるのは親がいるうち、と言葉では伝えるけど、実感は持てないようです。先を読むことができないっていうか、今がよければそれでいいって感じ。

息子さん、こもりたい理由があるのかもしれないですね。
本当はわかっているけど動けないのかもしれません。

ただ、うーん、もしも私が20くらいに戻ったとして考えると「家にこもっていられるのは親がいるうち」と言われると、言葉の裏にある親の思いを読み間違えたと思います。「だから何?」と思ったかもしれないし「親がいるうちはこもっていてもいい」という受け取り方をしたかもしれないです。

もし、本当にわかっておられないなら、大学2年生の大人としてシビアなお金の話をグラフなり年表なりにして具体的にお話されてもいいかもしれないですね。
何年たったらパパは定年で年金生活になったら収入が何割減るか、その収入も両親が生きてる間だけ、しかも介護が必要になると子供を養うゆとりはない、両親が他界したら収入が途絶えてしまう、両親がいなくなる将来をイメージできないなら具体的に示してあげたうえで、自分の将来をどうするか考えて、さらに具体的にどう動くか考えていく、そういうひと手間が必要かもしれないです。

> 決意を持って進める力があるのはすごいです。
> 意思を持てれば動けます。

はい、決意や意志は目標があればこそですね。
将来の夢が固まっているので「もう不登校はしない」と言っているのだと思います。

なにか良いきっかけがつかめるといいですね。
またおいでください。


絢未 |  2012.04.01(日) 17:22 | URL |  【編集】

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