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2012.07.28 (Sat)

<対話法>研修会の質問について

<対話法>研修会のご質問について

 当日、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
ご質問にその場でお答えできませんでしたこと、お詫びしたします。
私には、とっさの対応が難しいため、文章にさせて頂きました。

◎多数派のやり取りをどう思っているのか?

 私にとって多数派の人たちの会話は「言葉を言葉通りに使わないで、言葉の裏を読み取り合うことに喜びを感じている」ように思えます。

 質問に直接返答しないで会話が成立するのが多数派の人たちなのだと、テレビドラマ『僕の歩く道』で知りました。主人公の兄と妹や職場の人たちなど多数派の人が、質問に対して答えになっていない返事をしても相手に、ちゃんと気持ちが伝わるシーンがありました。
 
 診断前の私はテレビドラマを見ても「なんでハッキリ言わないんだろう?」と思ってイライラするばかりで、言葉以外のコミュニケーションがある事にすら気付いていませんでした。

◎<対話法>を取り入れたきっかけとその効果は?

 私は言葉を言葉通りに受け止める特徴がとても強い方だと思っています。会話において質問にはまっすぐに答えるのが当たり前と信じていたのです。診断を受けた後に多数派の人の質問は質問でないことがあるかもしれないと気付きました。
 
 たとえば「休みの日は何をしているの」と言われた時、私は素直に正直に自分の予定を答えていました。すると、なぜだか気まずい雰囲気が漂い会話が進まなくなるのです。そういうことが何度もあったのですが、その理由はわかりませんでした。
 ある日、マンガの中で休日の予定を聞いてからデートに誘うというセリフにハッとしました。「そうか、質問じゃなかったのかもしれない。もし都合が良かったら遊びましょ、って誘おうとしてくれていたのかもしれない・・・」と考えるようになったのです。
 
 高校の時の同級生から、私にアタックしてくれていた男子を華麗にスルーしていた、と言われても私には全く記憶がありません。「今度の日曜、ヒマ?」という『質問』に無意識に自然体で「ヒマじゃない」と答えてスルーしていたのだろうと思います。釣り逃した魚は大きいかもしれません。もしも、確認型応答で「○○君は楽しい予定があるのね」と答えていたら、私の青春はバラ色とまではいかなくても桜色くらいにはなっていたと思います。「私の青春を返して~」と文句を言える人もいないので情けなくなります。
 
 けれども、時と場合によっては単なる質問かもしれません。質問なのに質問に答えないのはおかしいし、「それは質問?」と聞くのも失礼な気がするし、何を基準に判断したら良いのか、どうしたものか、と考えていました。診断後に多数派の人との違いは分かってきたものの、どうすれば良いのかわからず悩んでいたころに、<対話法>に出会いました。
 
「自分の考えや気持ちを言う(反応型応答)前に、相手が言いたいことの要点を相手に言葉で確かめる(確認型応答)。」という<対話法>の原則、誤解や行き違いを防ぐ確認型応答に、私は目から鱗が落ちる思いでした。相手に言葉で確認すれば答えてくれますし、違っていたら相手が訂正してくれます。いろいろ思い悩んで判断しなくても良いのです。

 私はまだ確認型応答を十分に使いこなせていませんが、「相手の意図を確認してから答える」ということを意識するだけでも、コミュニケーションがスムーズになると思います。多少、ぎこちなくても会話をバッサリと切って気まずくなることは少なくなったと思っています。

 

 また、<対話法>は私の子育てにも役だっています。まず、子どもの言い分(または気持ち)を確認するということを意識していれば、悪い方に誤解をして頭ごなしに叱ったり注意したりすることが減ってきます。
 
 普段の会話も確認型応答を交えると会話がはずみます。学校から帰ってきた子どもに「今日も頑張ってきたんだね」と声をかけると、学校での出来事を自分から話してくれるので、あとは時折、確認型応答を交えるだけで良いのです。
 
 子どもが泣いている時も「イヤな気持で頭の中がいっぱいでつらいんだね」とか「○○がつらかったんだね」と確認型応答で話しかけると、違う時には違うと言ってくれるし、何がいやだったのか話してくれるようになりました。「何がイヤなのか言ってごらん」と話しかけても、なかなか自分の気持ちを口に出して言えないようです。けれども、確認型応答で話しかけると子どもの方が「もっと、聞いて、聞いて」という感じで、話をしてくれるのです。
 
 いつも、いつも、冷静に確認できるわけではありません。時にはいきなり叱りつけてしまうこともありますが、その後の関係修復にも確認型応答が役に立ちます。
「怒鳴って悪かった」と謝って、子どもの言い分を確認型応答で聞くようにすると、子どもは自分から言いたいことをしゃべってくれます。根ほり葉ほり尋問するような聞き方にならないのが確認型応答の良いところだと思います。

<対話法>は、言葉の裏を読みにくいアスペルガーの当事者が多数派の人と接するときにも使えるし、行き違いや思い違いで叱られがちなアスペルガーの子どもの子育てにも役に立つ良いコミュニケーションスキルだと考えています。

2012年7月28日  兼田 絢未
 
※<対話法>は浅野良雄先生が考案されたコミュニケーションの方法です。
 詳しくは対話法研究所のホームページをご覧ください。
 
 対話法研究所のホームページはこちらから→対話法研究所



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